煙っぽい曲
主にロックで、「煙っぽい」音が好きなんだけど、煙っぽいというのをうまく別の言葉で表現しにくい。煙の立ちこめてるイメージが湧いてくるような音というか。それはタバコあるいは大麻の煙とか工場の排ガスとかそういう具体的な気体を指してるわけじゃなくて、抽象的な「煙」そのものなイメージを持っている。なんとなく、
- 目立つベース
- 程良いノイズ（ファズ/ディストーションあたりか）
- エコーのかかり具合
- テンポは比較的ゆっくり
- 短調
が鍵。シューゲイザーとかグランジとかサイケ寄りの怪しくて暗い感じの音なんだろうか。
まあグダグダ語ってもあれなんで、特に煙いなと思った曲に関して、以下にサンプルを上げてみようと思う。
8tracks - Dの哲学
- 8tracksというバンドを（8tracksというWebサービスを使おうと検索した時に）偶然知って、それから毎日のように聴いている。分かりやすく言うとビートルズ・サウンド。The White Stripesみたいに録音も昔ながらの機材を使ってるからどの曲もこんな感じでかっこいい。ちなみにこの曲がなんで「D」なのか、ピンとくる人はピンとくると思う。
Black Rebel Motorcycle Club - Red Eyes and Tears
- このバンドは、こういう煙たい感じのを量産する一方アコースティックなのも多くて興味深い。
BLUR - Death of a Party
- これが入ってるアルバムは煙たかった印象がある。ここのボーカルである所のデーモン・アルバーン率いるGorillazの音も大概煙たいが。
Incubus - Agoraphobia
- Incubusって疾走感のあるイメージが強い気がするんだけど、こういう煙たいのも少しはある。ちなみに曲名は「広場恐怖症」の意。
JET - Lazy Gun
- Jetではこの曲を一番聴いてると思う。後半聴いてると段々ダルくなるんだけど、そこまでは緩急メリハリが付いてて変なトリップ感が味わえる。
The Jimi Hendrix Experience - Foxy Lady
- Purple Hazeとこれとどっち挙げようかさんざん迷ったけどこっちにした。そういえばジミヘン（に限らないけど）って、フィードバックで出される音が、割と煙そのもののイメージに近いような。
Kasabian - Club Foot
- Kasabianはどれもこれも煙たい。ただ、基本的に煙たい＋ピコピコな曲が多い。うまく組み合わせてると思う。この曲は全くピコピコではないが。
Kula Shaker - Govinda
- 「K」ではこの曲が一番「インド分」が高いと思った。レッツ、トリップ。
SUPERCAR - smart
- これはスリーアウトチェンジ（1st。個人的には殿堂入り名盤）の一曲なんだけど、ダウナー分がハンパじゃない。耳にまとわりつくベース。
The Velvet Underground - Lady Godiva's Operation
- 中盤の「妙なことしてる」箇所から。VUはとにかく煙たい！名前からして煙っぽいよなあ。音と名前が一致してる。一番有名な＆ニコ名義のバナナのジャケット（1st)しか聴いたことない人は、今すぐ2ndと3rdを聴こう。あ、そういや1stのRun Run Runも結構煙っぽい。
ゆらゆら帝国 - 午前3時のファズギター
- 後半で耳をやられろ！なんかゆら帝も煙いの多いよなあ。ドアとかミーのカーとか3×3×3も相当煙い気がする。
髭(HiGE) - 有限の脳でマスターベーション
- 髭(HiGE)も同じく煙い曲が多いなあ。ダーティーな世界（dance dance hooligan!って叫ぶやつ）もお勧めです。