ラッパ我リヤ/インタビューfromマキシマム

中村道生(以下N)「ラッパ我リヤで〜す。3人揃って来てもらいました。自己紹介していってください」

山田マン(以下山田)「どうも。MCの山田マンです」

Q「Qです」

DJ TOSHI(以下TOSHI)「DJのDJ TOSHIです」

N「ご無沙汰しております。番組にいろいろメールが来ておりますよ。FUJI ROCKでいちばん目撃率の高い人たちだったという。たぶんQのことだと思うんですけど(笑)。自分でも言ってましたが、めちゃくちゃあちこち?」

Q「ん?」

N「終わったあとも、ずーっと居残りだったということですか?」

Q「うん。居て。2日目の夜は池袋に戻ってきてたし」

N「池袋に戻ってきてて、また帰ったの(笑)?」

Q「そうそう。苗場で10時半、ヤバイとか言って」

N「ふははは。ま、でも、新幹線だと近いですからね? 今日は細かいネタからいこうと思うんですけど、コレ(オリジナル・ソックス)めちゃくちゃ良いですね?」

山田「あ、俺、穿いてますよ?」

N「あ、みんな穿いてるんですか?」

TOSHI「今日はちょうど合間です」

N「これはかなり考えましたね? 嬉しい。ラッパ我リヤと書いてあるし。だって、靴下穿かないことって無いじゃないですか? それにラッパ我リヤと入ってるというのはかなり。しかもローテーションでしょ?」

TOSHI「はい」

N「忘れずに必ず(笑)」

TOSHI「オシャレは足元から」

N「これはかなり考えました?」

山田「いや、じつを言うと、考えていたというか、何も考えてないんです」

N「ぜんぜん考えてない? 出来上がってきて嬉しかった?」

山田「ええ。なんかの番組で、こういうのが出来ましたっていう時まで、僕も知らなかった」

N「考えてなかったと」

Q「ベタでしょー?」

N「ベタっていうか、コレは、俺はめちゃくちゃ嬉しいよ?」

山田「第2弾は下着にしようかなと。股間に我って」

N「はははは。ほんとに馬鹿なことばかり言ってますが、アルバム・タイトルは何でしたっけ?」

山田「『日本改造計画』」

N「壮大なとこにいきましたよね。めちゃくちゃ言ってることが刺さってるというか、面白い内容になりましたね? しかも、いろいろな人が参加してるし」

山田「そうですね。べつに壮大っていうわけでもなくて、なんかリアルというか、テレビを見ればそういうニュースがあったり、街中へ行けば楽しいパーティーがあったり。そういうものを凝縮したっていう」

N「リアルをそのまま凝縮したと?」

山田「そうそう」

N「そこをそのまんま言う意味っていうのは、やっぱあるんじゃないですか?」

Q「っていうか、あんまりそういうの自体が、まだまだね? もっと赤裸々に語ってね?面白いなって」

N「ラッパ我リヤがやれば、みんな面白くなんじゃん? って、そういう感じじゃないですか?」

Q「そうですかね」

山田「面白くというか、やっぱ自分のその時に感じるものを、ストレートに言ってわかっていただくというか。そこで聴いた人が、考えていただいて」

N「アルバムを聴かせてもらったら、ライブを思ったんですよ。あ、コレ、めちゃくちゃライブって感じがして。もちろん、作り込んであるのもめちゃくちゃ感じるんですけど、そういう感じがめちゃくちゃして、やっぱりラッパ我リヤはライブな人たちなのね、って俺は思ったんですけどね」

TOSHI「ま、曲に対して込めるっていう部分では、変わらない部分があったりとか」

山田「やっぱ去年もですけど、その前も、アルバムを作って、ライブをやりたい! って単純に思うじゃないですか? それで、そういうのが、3人みんな同じ気持ちであって、同じ方向を見てるからであって、べつにライブを意識して作りましたっていうわけじゃないんだけど、人前で訴えていきたいものというか」

N「(ライブと)同じように聴こえたというか」

Q「前よりは、そうかもしれないです。前は音源は音源で、ライブはどう崩すか観てもらいたいっていうところがあったんだけど、今はけっこう、どこでもマイクに立ってる所は一緒ですから」

N「なるほどね。春一番さんとは、以前から付き合いがあったんですか?」

Q「ま、付き合いというか、ファンなんでね。で、ちょっとお願いして」

N「ステージには出たことあるんだよね?」

Q「そうそう。それで、ライブ音源にも」

山田「あのライブ、2年ぐらい前だよね?」

Q「うん」

N「あ、ほんとに?」

山田「それで、使いたいっていうので、それをまた見てて。そしてQが良いところを見てて。ライブだとビデオ映像があるじゃないですか? 音だけでなったらどうなるのかな?と思ったら、スタジオでそのビデオから録って、音だけ聴いて。それでもやっぱ、良かったんだよね」

N「コレめちゃくちゃ面白いですよ、ほんとに。まだ買ってない人、ほんと買って聴けよっていう感じ(笑)」

Q「1、2、3、ダーをピースに変えてやってもらって。世界平和で(笑)」

N「良い感じですね(笑)。さて、ライム・スターとは、以前からの付き合い?」

山田「付き合いというか、大先輩なんで」

N「もちろんね。リスペクターとしてね。でも、今日見てもらうビデオもそうですけど、時代とヒエラルギーを感じさせない、細かいバトルが繰り広げられてて、めちゃくちゃ面白い(笑)」

山田「あれもまた、リアルな感じで」

N「ライム・スターがあんなことまでやるんだ? っていうのも面白いし」

山田「はははは」

N「あとマギー・リーが、えらい身体が良いなっていう」

Q「いや、もう、素晴らしいですよ」

N「ちょっと落としたんですかね?」

Q「もう、現場でも(腕立て伏せの振りをする)。筋肉張らせてから、ビデオ撮るみたいな(笑)」

N「ほんとに? 単純に、後輩で、リスペクターで、というより、ふつうにやり合ってるっていうのが」

TOSHI「うん。そういう意味では、切磋琢磨し合っていけるグループでもあるし。すげぇ大先輩でもあるけど、俺らも俺らで頑張って、ライム・スターはライム・スターで頑張ってく中で、ヒップポップを盛り上げていきたい」

N「そうだよね。それは向こうにもあるでしょ。ここはちょっと、いつも面白いだけのラッパ我リヤじゃない、ということを強くね。まだ、垣間見てる人もたくさんいると思うんですよ。現象としてラッパ我リヤを捉えてる人もいると思うんでね。ここらへんで、リアルなところに刺し込んでいってもらいたいな、という紹介をしたいと思います」

メンバー一同「(頷く)」

N「ライブを観てもらうチャンスも、まだ夏は残っていますよね。8月はけっこうあるんだよね?」

Q「そうですね」

N「新潟行って、名古屋行って、代々木公園はパークでしょ?」

山田「はい」

N「もちろんライム・スターなんかも出る?」

Q「全部観れるんじゃない?」

TOSHI「盛りだくさんな感じで」

N「集結っていう感じなんで、ぜひ代々木まで」

Q「これフリーなんで、誰が来ても観れる。公園に来ればやってる」

N「これはちょっと必見です。それからツアーに廻るんですね? これは当然フリーじゃなくて、金出して来いと(笑)」

Q「そのかわり一体感というか、会場全体を楽しませてなんぼというか。その日家にいて、飯食って寝て起きるよりも、ちょっと足を運んで遊んで行ったほうが面白いよ? っていうような夜にしたいんでね」

N「めちゃくちゃスケジュールあるけどさ、ロック・バンドのすごい人たち並というかさ。どうなんですか? 毎夜、毎夜」

山田「でも、毎夜というか、週末が多いですから」

N「あと、学際だし、いろいろなパワーがね? 客のパワーをもらってね?」

山田「もらって、それをこっちが返して、それにまた応えてもらって、その輪がどんどん、どんどん、会場の後ろのほうまでなると、楽しいなと」

N「このすげぇアルバムを作ってくれてありがとうございました。毎日聴いてますから。ライブ楽しみにしてます」

メンバー一同「はい」

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